土壌汚染対策工事の概要
アールズ環境は、対策方法のご提案、対策工事の実施、対策後のモニタリングまでお客様のニーズにお応えいたします。
アールズ環境が培ってきた技術・経験より、汚染物質・濃度、土地利用計画に応じた適切な処理技術を導入することで、コストを抑えた安心・安全な浄化・修復対策をご提案いたします。
土壌汚染対策工事の流れ
①土壌汚染対策工事計画立案
土壌汚染調査の結果を基に、その後の土地利用計画に適した、最適な対策方法をご提案いたします。
また、行政対応や近隣住民対応が必要な場合においても、万全のバックアップ体制にてサポートいたします。
②土壌汚染対策工事の施工
対策工事の施工においては、周辺環境に与える影響を最小限にとどめ、安心・安全な工事を実現いたします。
③モニタリング
対策工事後に必要となる各種モニタリングにて工事が適正に行われたことを証明いたします。
土壌汚染対策工事手法のご紹介
対策工法については、掘削除去・洗浄処理などの「土壌汚染の除去」と、盛土・舗装などの「土壌汚染の飛散防止」に分かれます。前者は汚染土壌を敷地内に残さない工法であり、後者は汚染土壌を封じ込めておくタイプとなります。
選択するタイプにより費用・工期等が大きく変わるため、その後の土地利用計画と費用対効果を十分に検討してから工法を決定することが重要となります。
掘削除去
汚染範囲の土壌を掘削し、汚染土壌処理施設に搬出し、処理を行う工法。掘削後は、汚染のない清浄土で埋め戻しを行います。対策方法としては、もっともポピュラーであり、実施件数がもっとも多いのもこの工法です。
洗浄処理
汚染範囲の土壌を掘削し、現場内にて土壌洗浄プラントを設置し、汚染土壌を分級・洗浄して有害物質を除去する方法であり、洗浄後の土壌は埋め戻し土壌として再利用が可能となります。
不溶化
土壌溶出量基準に適合しない汚染土壌に薬剤を添加し、混合・撹拌し、汚染物質の性状を変え有害な物質が水に溶けださないようにする方法です。施工方法としては、原位置で行う方法と薬剤混合後に埋め戻しを行う方法があります。
バイオレメディエーション
バイオレメディエーションは微生物等の働きを利用して、汚染物質を分解等することによって土壌・地下水等の汚染の浄化を図る技術のことです。現在では、VOC類や油分による汚染の対策方法として多く利用されています。
舗装措置、盛土措置
土壌含有量基準に適合しない汚染土壌の上面をコンクリート・アスファルトで舗装することで、人への暴露を遮断する工法です。
このほかに、盛土をすることで人への暴露を遮断する工法もあります。
(遮水工)原位置封じ込め措置
土壌溶出量基準に適合しない汚染土壌、及び汚染地下水を外部に流出しないように鋼矢板等の遮水壁で封じ込める工法です。
鉄粉法(還元分解)
汚染土壌に、多軸オーガーなどで鉄粉を直接添加することで、還元分解反応を起こし浄化する手法です。
酸化法(還元分解)
酸化力を持つ水溶液を汚染源へ注入することで、酸化分解する工法です。汚染土壌を掘削することなく原位置で浄化することが可能であり、稼働中の工場などでも対策が可能となります。